あおもみじの読書ノート

Amazonの欲しいものリストが本ばかり、年間100~200冊読む乱読系会社員の読書の記録

積読=お金? -DIE WITH ZERO-

ベストセラーのこちらの本、私も遅ればせながら読みました。

DIE WITH ZERO


 

現時点、今年ナンバーワン。もっと早く読めばよかった!
本書は、人生で一番を大切なのは思い出をつくること、お金を貯め続けず、経験に使おう!という本で、老後のための準備をしている人全て、さらに、子供がいる人には特におすすめなのですが、本や積読(読まずに積み上げている本)に変えても当てはまるのでは?と思い、読み替えてみました。
 
 
やりたいことの中には、人生の特定の時期に行った方がより満足度が得られるものもあるだろう
→読みたい本の中には人生の特定の時期に読んだ方がより満足度が得られるものもあるだろう
 
この本、若い時に読んだ方がよかったな、という本ありませんか?あるいは、若いころにあんなに夢中になったのに、再読したら記憶にある印象とは変わってしまっていたり。歳を重ねたからこそ染みる本がある一方で、感度が高い若い時に読んだ方が感動する人が多い本があるように思います。
 
 
人生を充実させるための三大要素、金、健康、時間の全てを同時に潤沢に手に入ることはめったにないということだ(原文から改変あり)
→読書を充実させるための三大要素、金、健康、時間の全てを同時に潤沢に手に入ることはめったにないということだ
 
若い時は体力も時間もあるけれども、本を買うお金が少ない、30代40代は体力・お金はそこそこだが、仕事や子育てに忙しくて本を読む時間の確保が難しい、年を取るとお金と時間はあるが、長時間読書をする体力がなく、老眼がつらい。
 
 
経験への投資が早けば早いほど、記憶の配当はたくさん手に入る。20代に何かを経験すれば30代で経験したのに比べて長い期間記憶の配当を得られ続ける。逆に死ぬ間際で何かを経験してももらえる配当は少なくなる。だからとにかく早い段階で経験に投資すべきだ。(原文から改変あり)
→だからとにかく早い段階で読書に投資すべきだ!
 
本の感想の記憶だけなく、ページをめくる手が止まらず徹夜して読みふけったことなども思い出として残りますよね。
 
 
そして、貯金を積読とすると、ため込まずにどんどん読もう!ということになります。著者は、経験にお金を使って思い出を作り、資産0で死ぬことを勧めていますが、実際のところ実現は不可能と認めています。積読も同じで、読みたい本は尽きなくて、あの本まだ読めてない、読みたかったなと思いながら最期の日を迎えるように思います。
 
読みたい本が尽きることがないというのは幸せなことですけどね。

 

 

今週のお題「読みたい本」