話をしていて、
私のことを考えて
言ってくれているとおもうのに、
何となく違和感を感じたり 、
イラっとしたり、
言葉にできないけどモヤモヤすること
ありませんか ?
それは「ずるい言葉」かもしれません。
10代から知っておきたいあなたを閉じ込める「ずるい言葉」
森山 至貴/著
そんな日常にあふれている、
思い込み、責任逃れ、偏見から
発せられるずるい言葉について
解説し、処方箋が書かれています .
29の事例は子供の事例で書かれていますが、
大人の場合でも、
あるある!というものばかり。
例えば、
「あなたのためを思って言っているんだよ」
これはずるいofずるい言葉。
往々にして、
あなたのためという衣にくるんだ
自分にメリットがあるアドバイス。
そしてそのアドバイスの根拠を言わずに
従わせられる便利な?言葉。
更に
「友達にいるからわかるよ」
なんで、
話し手とあなたの友達が同じとわかるんだ?
友達がいればわかるのか ?
いろいろ突っ込みどころ満載。
とにかく決めつけが失礼な言葉です。
明らかに失礼だなぁという言葉以外にも、
自分もつい言っているのではないかと
不安になる言葉も。
「もっと早く言ってくれれば良かったのに」
困っている人は
なかなか困っているとは
他人に言えないからこそ困っているのに。
自分の後ろめたさをごまかして、
これを言っちゃって
相手が悪いと押し付けちゃうんですね。
ただ、
「気づかなくてごめんなさい。
何かできることある ?」
と言えばいいのにね。
他にも知らず知らずのうちに
言ってしまいそうな言葉達をみていると、
自分基準であることが
共通点であるように思います。
決めつけない、
そのまままずは受け止める、
自分の物差しで判断しない、
という、
思考の柔軟性が
大事なのではないかと感じました。
10代よりも大人が読むべき本です。