あおもみじの読書ノート

Amazonの欲しいものリストが本ばかり、年間100~200冊読む乱読系会社員の読書の記録

権力者の病気-世界史を動かした脳の病気-

私たちが歴史の授業で教わるのは

世界の指導者や世の中を動かした人たちが
活躍したり、
とんでもないことをした時だけで、
病に倒れたり、
苦しんでいるところではないのですよね。
 
もし、リアルタイムで見ていたら、
あの人、病気じゃないか?
最近どうした?
なんて、
噂になっていたのかもしれないですけど。
今ならSNSでトレンドになったり。
 
権力を持っていたり、
部下を指揮したりする人が
脳の病になると、
こんなに恐ろしいのか、と
思いしらされたのがこの本。
 
世界史を動かした脳の病気
小長谷正明/著
(2022年5月18日現在、Unlimited対象外です。また、対象になるんじゃないかな)
 
ヒトラーがパーキンソン病で、
毛沢東がALSだったなんて
全く知りませんでした。
 
権力を持った人が
ちゃんとした判断ができなくなって
振り回されるのは
周りの人や何も知らされない部下、
普通の市民。
 
誰しも病気になりますし、
健康でないと
どうしても判断力が落ちますが、
脳の病気は特に影響が大きい。
 
そして、周りの人が上手く
その立場から外せないんだな、と。
逆に悪用するひともいるし。
 
引き際って難しい。