あおもみじの読書ノート

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死んだふり状態になってない?-「安心のタネ」の育て方-

 

こんな症状ないですか?
なぜだかすぐに疲れてしまう
緊張と疲労を繰り返しているような気がする
匂い、音、光、人から受ける影響に敏感
人といると気を使って後でぐったりしてしまう
時々とてもハイカロリーなジャンクフードが食べたくなる
甘いものとカフェインのコンビが大好き
 
当てはまる方、
自律神経乱れてると思われます。
この本の最初のチェックシートで私が当てはまった項目です。
 
「安心のタネ」の育て方
浅井咲子/著
自律神経は交感神経と副交感神経に分かれています。
副交感神経はさらに
背側迷走神経と腹側迷走神経の2つに分けられます。
 
人は危険な場面になると、
交感神経が働き、
たたかう、か 
逃げる
という行動を行いますが、
どちらを行っても逆に窮地に陥る場合、
副交感神経による「凍りつき」モードになります。
動物で言う、死んだふりです。
 
この凍りつきモードになると、
生命を維持することだけを優先し、
あらゆる活動を低下させます。
「何もしたくない」
「何も感じない(楽しくない)」
という省エネ状態です。
 
自律神経は自然にバランスを取っていますが、
それほどでもないことで頻繁に
凍りつきモードになっていたり、
凍りつきモード入りっぱなしになっていると
精神面だけではなく、
身体面に支障が出てきます。
 
こんな状態になってしまうのは、
「安心」が足りない、
というのが著者の考えです。
 
「安心」とは
私は大丈夫だ、という
内なる予測性がある状態、
と定義づけられています。
確かに、予測できると不安にはなりにくいですよね。
 
そして、この本の本題は
内なる予測性に必要となる、
自律神経の土台を整えるワーク。
簡単なワークが多いので、
取り入れやすいと思います。
 
現代人は意識して整えようとしないと
乱れてしまいやすい自律神経、
常に養生してあげたいですね
 
もっと知りたいという方には
ポージェス博士のこちらの本をどうぞ。
 
ポリヴェーガル理論入門