あおもみじの読書ノート

読んだ本、興味がある本について綴っています

人間の慣れに驚くー疾病2020ー

 

 今も医療の最前線や

いろいろな持ち場で頑張っておられる方々や
苦境に立たされている方々からすれば
なんてお気楽な発言なんだ、
とおしかりを受けそうな感想なのですが、
たった1年半前のことなのに、
世界は日本はどうなってしまうのかという、
当時のひりひりとした不安と危機感を
すっかり忘れている自分に驚きつつ読みました。
 
疾病2020 門田隆将/著
疫病2020

疫病2020

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新型コロナウイルスの始まりから
1回目の緊急事態宣言の終了まで
非常時に対応できない
日本の官僚組織と政治について克明に描かれています。
 
書かれていることは
当時ニュースで見聞きしたことなのに、
まるで遠い国の出来事や
自分がまだ生まれていなかった頃の出来事のような
断絶した気持ちになるのです。
 
今も不安のなかで生活をしていることに変わりはないのですが、
withコロナが当たり前という、
慣れであり、人間の逞しさなのでしょうね。
 
変異株が猛威を振るっていて、
これからどうなるのか、全く予想もできませんが、
歴史の転換点の一つに立ち会っているのは確かでしょう。
 
この災禍は後世の世界で、
日本でどのようにとらえられていくのか、
自分の目で見られるように。
今日も感染予防に努めて、
元気に過ごせることに感謝して読書することにします。